こんにちは。
前回、BOSS CH-1のLED交換した報告をしましたが、今回はOS-2のLEDを交換します。
手順の公開を前提に、写真いっぱい撮ったのでまとめます。
【CAUTION!!】
エフェクターの部品交換は自己責任でお願いします。
当然メーカー保証も切れますので。
BOSS OS-2は、僕のボードで、バッキング歪みのゲインを上げるペダルとして使用しています。
ゲインを上げたい時に踏み、元に戻す時に踏み、という使い方ですので、オンオフの状態がはっきり分かる方が便利です。
ですが、いかんせんちょっと古いペダルで、昔のBOSSっぽい照度……明言してしまうと「暗い」状態でした。
演奏中に「ん?どっちだ今?」となることもしばしば。
先日のCH-1でLED交換の練習をしたので、その勢いで行ってみたいと思います。
■前説明
BOSS OS-2です。中途半端さが評判のペダルです。僕は好きです。
交換前はこんな感じの明るさ。
試しに部屋の電気を消して撮影してみると、まあ、こんな感じです。
■裏フタを開ける
本体裏の四隅のネジを外します。
裏フタを開けるとこんな感じ。
分かりづらい写真ですが、透明のプラスティック板が入ってますので、これを取り除きます。
■メイン基板をずらす
スクリュー側から基板を浮かせます。
ちょっと浮かせたら、ACアダプタジャックを、指でぐいーっと押してやると……
このとおり、基板がはがれます。
はがれたと言っても内部は結線されたままですので、ゆーっくりやりましょう。
■LEDを外す
本体上部、奥のこの小さい基板にLEDがついています。基板のネジをはずします。
はい、LED基板が外れました。
リード線は向かって左側に、タテにつっくいていますので、向かって右側のタテふたつのハンダを取り除きます。
基板との間にスペーサー(白いの)がついてます。スペーサーはなくさないように。
■交換するLED
交換するLEDがこちら。日本橋の千石電商さんで買ってきました。
いつも閉店時間ギリギリで買い物しててすみません。
見てのとおり、長い足と短い足があります。
電気につきものですが、どちらかが+でどちらかが-です。
■LED極性を調べる
ここからが「プラスとマイナスを正しくハンダづけ!」になります。
ということは基板のどちらがプラスでどちらがマイナスかが、分かっていないといけません。
熟練者の方々はテスターなどを使ってササっと調べるんでしょうが、僕はテスター持っていません。
「テスターもなしによく交換する気になったな」てなもんですが。
ここでは、「テスターなしでLED交換するためのプラスマイナス調べかた」をご紹介します。
大げさですが。
エフェクターに電源アダプターをつなぎ、インプットジャックにシールドをつっこむ。
これで、エフェクターに電源がとおります。
これで、エフェクターに電源がとおります。
写真の青いのはマジックテープの切れ端です。絶縁のために置いています。
ACアダプターをジャックに差し込んだ際に、少しだけアダプターの金属部分が露出してしまいます。
その金属部分が、エフェクターのシャーシに触れると、バチバチっと火花が散ります。
とても焦ります。焦るだけならいいんですが、どう考えても良くない現象です。
こういうふうにマジックテープの切れ端などで、アダプター金属部とシャーシが接触しないようにしてやりましょう。
万が一の事故は回避しましょう。ご安全に。
で、LEDをくっつける端子に、LEDの足を直に合わせて、エフェクターのペダルをカチャカチャやってみます。
「エフェクターがON」ならば「LEDが点灯する」はずですよね。
正しい端子に正しい足が接触していれば、写真のように光ります。
光らなければ足を反対にして、試してみましょう。
基板端子のプラスマイナスが判明したら、LEDの向きを間違えないように覚えておきましょう。
■LEDハンダづけ
LEDを先ほどのスペーサーを噛ませ、正しい向きで基板に差し込みます。
LEDの足を軽く曲げておくと、逆さまになっても落下しません。
で、ハンダ付け完了。
手短にやらないと、写真のように、基板がすこし黒くなってしまいます。
もう一度、先ほどの方法でLEDが点灯するかを確認したら、LEDの余分な足をニッパーで切り落とします。
■仕上げ、完成
あとは逆の手順で元通りの姿にもどしていけば、完成です。
見た目は、LEDが赤色じゃなくなったぐらいしか変化がありません。
点灯させると、このとおり。とてもまぶしいです。
また部屋の照明を消して撮影してみました。
完全に暗転したステージだと、天井まで光が届きそうな勢いです。
ちなみに、部屋が暗くてもエフェクターのLEDの明るさだけで、プラモぐらいなら撮影できます。
以上、我流ですが、BOSSエフェクターのLED交換手順でした。
ご清聴、ありがとうございました……