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2016年05月

BOSS OS-2 LED交換






こんにちは。



前回、BOSS CH-1のLED交換した報告をしましたが、今回はOS-2のLEDを交換します。
手順の公開を前提に、写真いっぱい撮ったのでまとめます。



【CAUTION!!】
エフェクターの部品交換は自己責任でお願いします。
当然メーカー保証も切れますので。



BOSS OS-2は、僕のボードで、バッキング歪みのゲインを上げるペダルとして使用しています。

ゲインを上げたい時に踏み、元に戻す時に踏み、という使い方ですので、オンオフの状態がはっきり分かる方が便利です。

ですが、いかんせんちょっと古いペダルで、昔のBOSSっぽい照度……明言してしまうと「暗い」状態でした。
演奏中に「ん?どっちだ今?」となることもしばしば。

先日のCH-1でLED交換の練習をしたので、その勢いで行ってみたいと思います。





■前説明

BOSS OS-2です。中途半端さが評判のペダルです。僕は好きです。

20160523_01



交換前はこんな感じの明るさ。

20160523_02



試しに部屋の電気を消して撮影してみると、まあ、こんな感じです。

20160523_03





■裏フタを開ける

本体裏の四隅のネジを外します。

20160523_04



裏フタを開けるとこんな感じ。

20160523_05



分かりづらい写真ですが、透明のプラスティック板が入ってますので、これを取り除きます。

20160523_06





■メイン基板をずらす

スクリュー側から基板を浮かせます。

20160523_07



ちょっと浮かせたら、ACアダプタジャックを、指でぐいーっと押してやると……

20160523_08



このとおり、基板がはがれます。
はがれたと言っても内部は結線されたままですので、ゆーっくりやりましょう。

20160523_09





■LEDを外す

本体上部、奥のこの小さい基板にLEDがついています。基板のネジをはずします。

20160523_10



はい、LED基板が外れました。

20160523_11



リード線は向かって左側に、タテにつっくいていますので、向かって右側のタテふたつのハンダを取り除きます。

20160523_12



基板との間にスペーサー(白いの)がついてます。スペーサーはなくさないように。

20160523_13





■交換するLED

交換するLEDがこちら。日本橋の千石電商さんで買ってきました。
いつも閉店時間ギリギリで買い物しててすみません。

20160523_14



見てのとおり、長い足と短い足があります。
電気につきものですが、どちらかが+でどちらかが-です。

20160523_15





■LED極性を調べる

ここからが「プラスとマイナスを正しくハンダづけ!」になります。

ということは基板のどちらがプラスでどちらがマイナスかが、分かっていないといけません。

熟練者の方々はテスターなどを使ってササっと調べるんでしょうが、僕はテスター持っていません。
「テスターもなしによく交換する気になったな」てなもんですが。

ここでは、「テスターなしでLED交換するためのプラスマイナス調べかた」をご紹介します。
大げさですが。



エフェクターに電源アダプターをつなぎ、インプットジャックにシールドをつっこむ。
これで、エフェクターに電源がとおります。

20160523_16



写真の青いのはマジックテープの切れ端です。絶縁のために置いています。
ACアダプターをジャックに差し込んだ際に、少しだけアダプターの金属部分が露出してしまいます。
その金属部分が、エフェクターのシャーシに触れると、バチバチっと火花が散ります。
とても焦ります。焦るだけならいいんですが、どう考えても良くない現象です。
こういうふうにマジックテープの切れ端などで、アダプター金属部とシャーシが接触しないようにしてやりましょう。
万が一の事故は回避しましょう。ご安全に。



で、LEDをくっつける端子に、LEDの足を直に合わせて、エフェクターのペダルをカチャカチャやってみます。
「エフェクターがON」ならば「LEDが点灯する」はずですよね。
正しい端子に正しい足が接触していれば、写真のように光ります。

20160523_17

光らなければ足を反対にして、試してみましょう。
基板端子のプラスマイナスが判明したら、LEDの向きを間違えないように覚えておきましょう。





■LEDハンダづけ

LEDを先ほどのスペーサーを噛ませ、正しい向きで基板に差し込みます。
LEDの足を軽く曲げておくと、逆さまになっても落下しません。

20160523_18



で、ハンダ付け完了。
手短にやらないと、写真のように、基板がすこし黒くなってしまいます。

20160523_19



もう一度、先ほどの方法でLEDが点灯するかを確認したら、LEDの余分な足をニッパーで切り落とします。





■仕上げ、完成

あとは逆の手順で元通りの姿にもどしていけば、完成です。



見た目は、LEDが赤色じゃなくなったぐらいしか変化がありません。

20160523_20



点灯させると、このとおり。とてもまぶしいです。

20160523_21



また部屋の照明を消して撮影してみました。
完全に暗転したステージだと、天井まで光が届きそうな勢いです。

20160523_22



ちなみに、部屋が暗くてもエフェクターのLEDの明るさだけで、プラモぐらいなら撮影できます。

20160523_23



以上、我流ですが、BOSSエフェクターのLED交換手順でした。





ご清聴、ありがとうございました……




 

BOSS LS-2 音痩せ検証






【CAUTION !!】
本検証は、科学的見地とかはわりとどうでもよくて、使用者である僕が気になっていたことを調べた結果の報告にすぎません。





こんにちは。



一般的なスイッチャーのスイッチ幅に踏み間違いを多発させていた僕が手に入れた新兵器。
BOSS LS-2。

IMG_3246

 
ラインセレクターですね。


LS-2に限った話ではないんですが、BOSSのエフェクターでよく言われていること。

「バイパス時の音痩せ」

エフェクト未使用時、つまりバイパス時に、音が「痩せ」ちゃうらしいです。
「痩せる」という表現をひらいてみると、「特定の帯域の音量が下がる」ってこと、だと思います。


特にLS-2は回路設計の都合上か、音痩せが著しい、らしいです。
Googleさん経由で世間の声を見てみると、やはりよく出てきますね。LS-2の音痩せについて。
僕のように複数台のLS-2を使うセッティングだと、たぶんひどいことになっているんでしょう。



しかし、僕はLS-2使用者として、バイパス時の「音痩せ」がそこまで気になったことはないです。
僕が気づいていないだけで「痩せて」いるのかもしれませんが、あまり気にせずセッティングしているからかもしれません。
まして巷間よく耳にする「LS-2使えねえ」という結論には、至るはずもないです。



ただ。気にはなります。



自分の耳がバカ耳で、音痩せに気づいてないだけなのか?
実際に音が痩せているのならば、どういう変化をしているのか?
変化があるのなら、それを補うにはどうするのが正解なのか?



自分が使っている、しかもシステムの中核として使っている機材が「音痩せ」するという特性がある、らしい。



その特性の正体を調べるべく、検証してみましたので、結果をまとめました。




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■検証環境

ギター:PLAYTECH TL250

ラインセレクター1:BOSS LS-2
ラインセレクター2:Ibanez LS10

ルーパー:Zoom G1Xon
スープセレクター:Providence RX-L1

オーディオI/F:YAMAHA MW10c

DAW:Presonus Studio One 2

スペクトラムアナライザー:WaveSpectra(フリーウェア)

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まず、1回目の検証です。

【検証1】
1. ループセレクターのそれぞれのループに、ラインセレクターを接続
2. ラインセレクターはバイパスに設定
3. ルーパーから同じ信号を再生し続け、
 ・BOSS LS-2のバイパス音
 ・Ibanez LS10のバイパス音
 ・どちらも通らない完全バイパス音
 をDAWにて録音。
4. DAWからwavでエキスポート
5. スペアナにて波形比較

TEST_01




この検証、結果から先に書きます。



変化(ほぼ)なし、でした。



いくら気にしない性格とは言え、あちこちで「音痩せする」と聞いています。



多少は変化あるだろう!あって当然なんじゃないの!?



ということで、この結果に疑問を持ち、ちょっと考えてみました。



ルーパーやループセレクターのバッファを通ったため、ラインセレクターの音痩せの影響が少なくなっているのでは?



ありそうですね。この可能性。



ということで、2回目の検証をしました。



【検証2】
1. ギターをオーディオI/Fに直結して、弾いて録音
2. ギターとオーディオI/Fの間にBOSS LS-2(バイパス)を入れて、弾いて録音
3. LS-2をはずし、今度はIbanez LS10(バイパス)を入れて、弾いて録音
4. DAWからwavでエキスポート
5. スペアナにて波形比較

TEST_02

もちろんオーディオI/FやDAWの設定は変更していません。
元音の同一性を犠牲にして、ラインセレクターの前に何も挟まず、よりピュアなバイパスを求めたカタチです。



こちらも「???」となる結果になりました。



3つのバイパス音、それぞれの波形をご覧ください。



まず、オーディオI/F直結。

01_normal



次に、BOSS LS-2。

02_ls2



次に、最後に、Ibanez LS10。

03_ibanez



……ん?



I/F直結の音が、一番音量小さくないか?



3つの波形を重ねて表示させてみます。
(赤:I/F直結、青:BOSS LS-2、緑:Ibanez LS10)

04_ALL_Caption



この図を見る限り、バイパス音で音量比較すると

Ibanez LS10 > BOSS LS-2 > I/F直結

となり、

ラインセレクターは音痩せどころか、むしろ音量大きくなってる

となります。



検証環境も手順もお粗末かもしれませんが、とりあえず自分自身の疑問は解決しました。



「LS-2の音痩せ、気にしなくてよし!」



ご清聴、ありがとうございました……




 

ついに内部をいじりだす……






ごぶさたしておりました。



唐突ですが、エフェクターのLEDが暗いと感じたこと、ありませんか。
僕はあります。まあ、ない人がこういう書き出しはしませんが。



ということで、エフェクターのLED交換に踏み切ってみました。



といいつつも最初は練習がてら。 



工程を簡単にまとめると、



裏蓋を取り外す
絶縁シートを取り出す
基板を「浮かせる」
LED基板を取り外す
既存LEDを取り外す
新しくLEDを取り付ける
LED基板を取り付ける
メイン基板を格納する
絶縁シートを入れる
裏蓋を取り付ける



と、なります。



記念すべき初LED交換のテストベッドは、BOSSのコーラス、CH-1。



今回は練習ということもあり、作業工程の写真は撮っていないので、ビフォーアフターだけ。



こちらが交換前。

IMG_7359


おなじみの赤いLED。まあ十分な明るさかもしれません。



で、交換後がこちら。

IMG_7360


明るすぎて、写真がまともに撮れていません。

いやあ、これは明るい。



部屋を真っ暗にしても、こんな感じ。

IMG_7361





ご清聴、ありがとうございました……




 
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