■衣装の話
前回は黒を基調にした衣装でした。黒夢だし、黒でしょ、って考えは、無難っちゃあ無難。
で、それまで伸ばしてた髪をバッッッサリ刈り込んだ。髪を切ったあたりから自撮りをあげるのがぱたりと止まった。
ソリッドでかっこいいイメージになりました。が、そのイメージを大きく変えたかった。
そんなに得意でない分野、でも試行錯誤期間、開始!
お題は「次の衣装のテーマ、どうしよう!?」
さてさて、髪の毛がさみしくなってくるお年頃、まず最初に悩んだのはウィッグかぶるかどうか。
前回は漢のノーガードだったんだけど、今回とりあえず何かかぶろうかなと考えた。
黒夢のギターといえば臣、なので……黒髪ロングストレートいったろうかなとかとも考えてみたが……
AIにイメージ作ってもらってみて、失笑。
イメージと合わなかった、というか自分で笑ってしまったので、黒髪ロングストレートは却下。
いろいろ悩みましたが、方向性が決まるきっかけになったのは、BY-SEXUAL DENのソロ曲の動画を見たこと。
バイセク、バンドはそれほど刺さらなかったんだけど、ソロはパンクでめっちゃかっこいいやないか。
ということで今回の方向性は「パンク」とすることで決定。
前回はロック。今回はパンク。対比があっていいじゃない。
方向性が決まったので、AIと壁打ち開始。
「パンクファッションと言えば?」から始まった長いやりとり。
シンボリックなのは赤黒タータンかなってことで、パンツが決まる。
DEN動画をモチーフにしたので、白いロンTは確定。
上下が決まったところでイメージ画像を作って確認。よいのでは。
おおまかなイメージが固まったので、いざ調達に取り掛かる。
赤黒のチェックの細身のパンツを探すところから開始。
楽天とアリエクをひたすら徘徊。
細身のパンツだけだと下半身の存在感が弱いなあ、と思っていたのでボンテージパンツをチョイス。
パンツに合わせて靴も探さねば。
どんな靴にしようかと、これまた悩んでいたこの時期に参加した某セッションで、参加者の女の子がはいていた白黒厚底のラバーソウルを見かけて「これだ!」と決定。
下半身はまとまった。
上半身についてAIと会話を重ねる。
DEN動画どおり、英字プリントの、白いロンTでいこうかと狙いを決めて古着屋へ。
行ってみたはいいものの、ちょっと困ったことになった。
Tシャツコーナーにつるされてるものはどうしても生地素材に庶民感があり、「パンクだけどパンクだけじゃない黒夢」と少しミスマッチかもなと思った。
デザインがちょうどいいのがあったとしても、ただのパンクお兄さんになってしまいそうだ。
あと、メンズの服は僕にはサイズが大きすぎるという、悲しすぎる喜劇。
素材に光沢?とかサラっとした感じ?があった方がよさそうだな、サイズも小さめの方がいいな。
ということで、レディース服の売り場へ移動。
案の定、いい素材感の、シュッとしたものが安くで売られていた。
シュッとしたままではパンク感が薄いよなあ、ということで自分で加工することを前提に数点お買い上げ。
周囲から浴びせられる「なんでこのおっちゃん、必死になって婦人服を見てるの」という目線から逃げだしたい。
これで衣装は手配完了かな、と思ったその時。
近所で見かけた人のことを思い出した。
衣装に悩んでいたころ近所のイズミヤで、偶然パンクおぢさんを見かけたんだよね。
たぶん僕より10ぐらい年上っぽい感じのおぢさん。
ボロボr……いや、着こんだ使い込んだ革ジャン、革パン、革ブーツ。白いTシャツ。
んで服のいたるところに「〇〇反対!」「打倒〇〇体制!」とかワッペン貼りまくってるの。
まあアジテーションは良いとして、服の素材感からみすぼらしさを感じてしまったんだよね。
ちょうど僕自身も年を重ね、50歳を過ぎて、チープ感のあるパンクおじさんスタイルで行くことに少し迷いを感じていたころだったし。
そういうことを思い出して、「Tシャツだけでなく、もうちょっと何かないかなあ」と考え始めた。
と、ここでhideバンドやった時に待ち受けにしていた画像のことを思い出した。

ファーのコート、ありじゃない?ということで血眼でいいのないか物色。
結果、でっかいファーかついたニットのカーディガン発見!
試着室ではおってみたら、これはいい、いいぞ!
ゴージャスだし、パンクだし、ちょっと貫禄もある!
これは、カリスマだ!「パンクのカリスマ」だ!
パンク、だけだと少し抽象的だったイメージに、くっきりとした輪郭線がついた瞬間だった。
家に帰ってさっそく着てみた。いいぞいいぞ。
で、メドレーの途中でカーディガンを脱いで、脱・カリスマと行こうか、というネタも思いついた。
衣装全体でだいぶまとまりが見えたことと、いい感じに合わせれるイメージができなかったので、ウィッグは見送りとしました。
Tシャツ加工は本番直前に実行。
安全ピンでお手軽パンクスに。
赤黒タータンの生地も別で買って、Tシャツ単体になった時の「何もない」感をケアしました。
こうじゃ。
前回好評だったタトゥーのアームカバー。
前回好評だったタトゥーのアームカバー。
今回も使おうと思ってたんだけど、なんとやせすぎてカバーがだぶつくという非常事態。
何か!代替品を!と探したところ、タトゥーシールがいいかなとなった。
ボンデージパンツ、ギミック多くてかわいいなと思っていたら思わぬトラップが。
金物が多すぎて、ギターの背面にザクザク当たることが判明。
このままではギターが傷だらけになってしまう!
タータン生地をギター裏に貼ろうかと考えましたが、ミュートになっちゃったら嫌だなと思い、楽器側で対処することは断念。
巻きスカートでも重ねようか……とも思いましたが、結局はバムフラップ(ケツあて)を腰の右前部につけることでガードすることにしました。
ライブ終わっても、ギターは無傷でした。
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■メイクの話
前回はガスタンクのBAKIをモチーフにしました。
清春がGUSTANKから影響を受けているから、ってことでメイクのテーマもそこからいただきました。
で、衣装の話でも触れましたが、前回と今回でイメージを大きく変えたかった。
今回のモチーフを探し求めていたある日、バイセクDENかっこいいな!って刺さったので、採用。
とはいうものの、似合うかどうかが不安でした。
ああいうシャープなイメージが自分の中にはなかった要素なので……
前回も好評だったので安全にBAKIで行くか、新しいことをするべくDENで行くか。
自分の顔に関することって、コンプレックス強めに出るから、なかなかキッパリと決めきれないんですよね。
最後の最後までまで考えましたが、結局自分で判断できませんでした。
もう、判断するのあきらめた。
メイクアーティストの こと さんに資料を投げて、どっちにするか判断を委ねました。
結果、DENで行くこととなりました。
自分史上最高に、鋭い眉になりました。
メイクすると、自分の顔からいいにおいしますね。
今回、ことさんは僕のカラコン装着介護もしてくれました。
ことさんいなければカラコンつけれませんでした。
僕があと20年ぐらい生きてたら、こんな風に介護されてんのかな、ってふと思いました。継承祭の、あの楽屋で。
ああ、人生。
雨夢メンバー、全員施術完了。あとは本番前のお直しだけ。ってタイミングだったかな、どうだったかな。
普段の自分と違うツラが出来上がって、ウッキウキの我々。
「メイク完成!あとはライブだけだー!」みたいなことを言った時の、ことさんの言葉。
「メイクは、お客さんに見てもらって初めて完成ですよ」
ああ、その通りだ。
深く心に残りました、この金言。
イベントが進行していってて、出番も近づいてきて、顔もできて、ちょっと浮かれていた我々。
この言葉でビシっと引き締まりました。ありがとうございます。
hideバンドやった時からずっと思っていることがあります。
メイクさんはバンドのメンバーだ、ということです。
メイクがないと成立しないバンドをする時に、ためらいとか諦めとか、そういうのをなくしてくれる存在です。
僕は常々「素の自分は大したことはない」という考え方をしていて、だからこそお客さんに何を見せれるか、何を見せようか、をずっと考え続けています。
見た目についても同様、というか見た目に関する方がコンプレックスの根は深いでしょう。
自分の素の見た目が好きな人ってそんなにいないと思ってます。い、いないよね?
メイクさんによって、自分の顔面コンプレックスが覆い隠され、負荷のない状態の自分で勝負しに行けます。
メイクさんがバンドのメンバーなら、メイクは機材、またはライブという戦い(当社比)に赴く戦化粧。
ないと戦えないライブって、確実にあります。感謝。
評判良かったです。ありがたーい!
そういえば、メンバーみんながメイクどうしようか考えていたある日。
じゅにあさんから
「清春 メイク」で検索したら、のせさん出てきますよ
という報告がありました。
ほんとでした。草でした。






















