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僕は2024年から「雨夢」という黒夢コピーバンドに参加してます。
この雨夢、先日のライブで「17曲メドレーを含む19曲のライブ」をやりました。

なお、持ち時間は30分。その内、メドレーが19分ほどあります。


一般的なコピバンライブのフォーマットをご存じない方にはピンとこないかと思いますが、当日現地でお客さん共演者含めて、刺さった人には相当刺さってくださったようで……

準備をがんばった甲斐がありました(感謝)


今回の「めちゃ長メドレーを含む3曲セットリスト」というコンセプトは、バンドメンバー全員で考えたものです。

僕は
・メドレーの構成案
・ラフ曲配置案
・選曲が終わったあとのデモ音源制作と調整
を担当しました。
みんなのやりとりを、なんらかのカタチにして提示し、見てもらう聴いてもらう、という実働担当(の、つもり)です。

デモ音源を土台にしてリハーサル。さらにみんなで調整を重ねて完成までこぎつけました。


で、ライブは好評。そんなライブができたので気持ちがよくなってしまい、取り急ぎメドレーを含む全曲解説を書きまとめてみました。

選曲意図やおすすめポイントや反省点、雑談余談などもお届けしたいので。


Xでは細切れになりすぎて読みづらいので、墓場になってたブログを叩き起こした次第です。


今回のライブに向けては語りたいこといっぱいあるんですが、それはあまり興味ある人少なそうなのでXでやります。

また、ある程度は僕らのことを知っている人たちむけの内容ですので、イベントやメンバーやらの細かい説明ははしょっております。ご理解、ご容赦ください。



ではでは、お付き合いくださいませ。



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1. Miss Moonlight 

今回は継承祭。お客さんはV系お好きな人ばかり。という想定のもと選曲。
いい曲だから、みんないい顔で見てくれてましたねえ。
前回のライブ前に予告動画を出したんですが、それはそれで「その動画に収録されている曲は全部本編でやらない」というネタでした。これはその嘘予告動画に含まれていた曲です。
ほんとはアコギで弾きたかったんですが、アコギの存在を見せてしまうと、後のメドレーで曲バレの恐れがあるのでシミュで。
コーラス、ハモりがんばりました。
あと、しょっぱなの音に向けて精神集中してたら知らん間に幕が開いて曲が始まった。びっくりした。



2. BEAMS

ここからメドレーに入る……が、お客さんは知る由もない。
全曲からのしっとりの流れを継いで「ああ、そうきてこう流れるのね」と思わせたい導入。
BEAMSは前回のライブでもやった曲なので、勘が働く人や記憶力がいい人は「1曲目は今回の新曲、2曲目は安定安心の経験済み曲ね」みたいに思ったかも。
深読め深読め。深読めば深読むほど、僕らの思うツボだ。
イントロ終わっていきなりサビに行ったので「あれ?」と思う人が多かったかと思います。なんかよくわからんけどとりあえずノっとくか……みたいな。18小節が終わる。



3. Spray

なんかよくわからんまま前曲のサビ終わった……と思ったらハイハット4カウント入った。
うって変わって勢いのついたBPMと聞いたことある曲のイントロ。
「こ、これはもしかして!」
「メドレーかー!!!」
とお客様が着火されたことを確認いたしました。
メドレーだと気づいたお客様の喜ぶ顔、顔、顔。
僕らに届く、みなさんの「オイ!オイ!」の声。
元気がよくて、たいへんよろしい。
けどごめんなさいね、これ今から15分以上続くんです。



4. YA-YA-YA!

メドレーと気づかせ&シングル曲でガツっとアゲた勢いを、そのまま持ち越すための選曲。
まだみんな頭が冷静だと思うので、イントロとサビとで「YA-YA-YA!」のタイミングが違ってもついてこれるね。
まっちさんがちゃんと声出しガイドしてくれてて、なんてお客様ファーストなバンドなんだと感動。
「サビ→倍テンポサビ」でガチャガチャ暴れようぜ、という明解な提示です。



5. FAKE STAR

からの凶器曲。
この曲は当初単体曲としてアタマにやるつもりだったのです。
FAKE STARですよ。ここからライブ始めたいでしょ。
ですが「Miss Moonlightを単体曲にしたい」というアイデアが出てきたときにFAKE STARをどう扱うか考えた末、「FAKE STARですらもメドレーに組み込んでしまおう」という案を思いつきました。
大事なFAKE STARも、ちょっとイジらせてもらいます、と決めたこの判断以降、メドレーの攻撃力を上げるための曲の扱いをすることに迷いがなくなりました。
ちょっとずるいけど、ここまででもしスベっても、この曲でもう一回お客さんをフックできることができる曲としても、ここに配置しました。ブーストとリスクヘッジ、兼用です。



6. C.Y.HEAD

黒夢リテラシーが高いつなぎ方(じゅにあ 談)をしました。
ここまでどうであれFAKE STARでアガってると想定しての流れ。
パンク曲で、頭振って、声出していきましょう!プラスティック!!



ここで内部的にはAパート終了。
メドレーだあ!って認識してもらって曲をどんどん浴びてもらって、フロアの体をあたためるパート終わり。



7. SEE YOU

ここからBパート。
わかりやすい提示を多用した、ギラギラしたパートから、しっとりした流れを連打する。メドレーのBメロみたいなもの。
この曲は、ラストBメロの悲しさとサビへ向かう展開が好きなので、使うならここしかないなと思っていました。
サビのシンセ代わりのギターフレーズを弾くとき、某姫路の某バンドの某弾き方をぶっこみました。ですが、動きに切れがなかったので、たぶん誰にもわかられないと思います……



8. For Dear

切なくもポップだった前曲から、一気にダークな雰囲気へと衣替え。
3人時代のデビューシングルです。
この曲、めっちゃ「雨」を感じるんですが、僕だけですかね。



9. ICE MY LIFE

で、次のシングルへつなぐと。
この曲はギタリストふたりの見せ場ヤマ場です。ツインリード、がんばりました。採譜は外注しました(苦笑)
デモ音源ではここ、DJミックスみたいにきれいにつながってました。きもちよかったです。



10. 優しい悲劇

さらに次の曲へつなぐ。「シングルは全部入れたい」ってまっちさんが言ったんだっけか。
前回もやった曲ですが、今回はカポなしだったので最後までポジション迷子になってしまってました。本番もちょっと間違えたしな。
個人的にはこの曲のハモり大好きで気合が入ります。歌メロを悲しさと優しさで彩ることができていたら嬉しいな。



11. NITE & DAY

僕の歌始まりから入る、Bパート最後の曲でした。
しっとり始めて、しっとり終わり。
いったんこの曲の終わりがしんみりするので、お客さんに「メドレー終わったかな」って思われないか心配でしたが、みんなキラキラした目でこっち見てましたね!



Aパートはメドレー導入部ということで曲の切り替えをわかりやすくするため、ほぼ4カウント入れてましたが、Bパートはノンストップつなぎで攻めました。

Aは体を使って、Bは頭を働かせて見てもらう、みたいなイメージ。


時間ベースで9分経過、メドレー全尺の約半分が終了。
ここからCパート。パンク系とキラーチューンの連打。

で、お客さんたちを見ると……なんや、めっちゃ楽しそうやないか。


本音を言うと、こんなにリスキーなライブは初めてだったので、受け入れられるかどうか音を出すまで不安でした。

めちゃ長いメドレー、ノンストップ。もしスベったら、それはもう地獄ですよ。

でもいけるっぽい、お客さんだいじょうぶっぽい。

じゃあ、いけるね。休憩は終わり。あなたたちなら心配ない。

このまま楽しく、これ以上楽しく最後までいけるなと思って、さらに楽しくなってました。

閑話休題。メドレーに戻りましょう……



12. カマキリ 1997 BURST VERSION

じゅにあさんが「EASY...」って言った瞬間に気づいてくれるお客さんたち。
そうです。まだメドレーは続きます。
みんな好きでしょ、カマキリ。いこうぜ、凶器曲。
さあ、暴れましょう。という意思提示の曲。
僕もこの曲からアウターを脱いで、自分にブーストをかけていきました。



13. MARIA

前回のライブ終わりに、フロアから「おい、MARIAがないぞ」って言ってくださったお客さん、誰ですか?やりましたよ!
カマキリからどうつなごうかと悩みましたが、あの爆速パンクからアゲる方向は難しいと判断し、曲の知名度を借りてガッと味変しました。
原曲がどう聞いてもギター1本しか鳴ってない。なので前半が僕、後半まっちさんで分割しました。
チューニングがちょっとおかしかったので合わせてたら、もたついちゃって、次の事故につながるんですがね……


14. 少年

この曲のラストで、「BOY!」の声が聞こえたの本当にうれしかったです。
もともと次曲への流れがちょっとしっくりきてなくて、最後の最後の方でひねりだした「BOY!」つなぎ。
サビが繰り返しに入ったところでお客さんに「おっ?ラスサビだな?」と気づいてもらい、BOY!の合唱までご一緒に、という仕掛けでした。ナイス客!
で、この曲。僕がこれやると100%の事故率。前回シールド抜け、今回エフェクター踏み間違い。安定の事故。悔しい。



15. ピストル

この曲も個人的に思い入れが強い曲だったので、いい位置に入れれてうれしい。
雨夢の「変な音担当ギタリスト」としては、もっとがんばりたかった部分もありますが、まあ、このくらいで。
この曲も終わらせ方を悩んだ曲。メドレーデモ音源のままバンドでやると、しっくりこなかった。
この曲までくるともうメドレーだとしっかり認知され済みなので、「次がある」前提で見てもらえてると信じて、サビメロの最後ワンフレーズを歌わずのばして解決させずつないでいくように、スタジオでアレンジ変更しました。
お客さんに「まだ演るんかい!」って思われてたら、ちょっと面白いななどと考えもしつつ。



16. Suck Me!

お客さんの声も休養十分ということで、声出していこうぜ曲を配置。
声出しは明るい方がいいよね!元気よくいこう!



17. SICK

曲順は前後しますが、新宿LOFTのライブアルバム後半の曲をメドレーの後半に配置。
もうここまで来たら一緒に狂いましょう?狂えるでしょ?っていう意図で。
自分でつないでおいてなんですが、どれだけ撃ってもまだこんな弾丸が残ってるのがすごいです黒夢。



18. 後遺症 -aftereffect-

メドレー最後の曲だよ!ここまでよくついてきてくれた!ありがとう!
ってのを、お客さんに伝えられないのがもどかしい!
ですがその分、パフォーマンスで察してもらえるよう、全部出し切るつもりでパフォーマンスしました!
よく走った!よくついてきてくれた!最高でした!
ヘドバンあり、声出しあり、ベースソロあり、ツインリードあり。
走り切るのに最高の1曲を持ってきたと思ってます。
なお、ゆうさんの右手はとっくに死んでいた模様。
ちょっとした尺間違いあったんですが、このバンドあっさりリカバーしてんの。すごっ。



19. Like a Angel

メドレー終わって、じゅにあさんがMCに入ったところで、お客さんの満足気な表情がいっぱい見えました。
本番前からシンガロング部の歌詞をしつこいくらいポストしまくっていてうるさく思われたかもしれませんが、この日、ステージへ、最高の声を届けてくれたお客さん。ありがとう。ありがとう。



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ライブを見てくださったDJの方から「クラブのような楽しさがあった」というお声があったことを耳にしました。
すごくうれしい評価です。

僕自身、DJにあこがれがあって一時期ちょっと練習もしてみたのですが、どうしてもDJに求められる即興性が身につかず、触っただけで手を引いた、ってこともあります。

思えばそのころから、この爆弾のタネは仕込まれていたのかもしれないですねえ。

また、このめちゃ長メドレーをやるにあたって「たいへんだけどやれそうだな」って確信したのは、ドラムまさひろ(DJ経験あり)がいたからかもです。ドラマーとしての腕はもちろんですが、DJ経験ある人なら、この「クラブミックス人力演奏」が形にできるだろうな、って。
スタジオリハ中、彼が「曲をたたきながら、次の曲のBPMを意識しないといけない。たいへん」と言ってました。これって彼がDJ経験があるからこそだなーって、なんか感心して聞いてました。



改めて、主催者様、会場の十三GABU様(照明完璧でした!)、共演のみなさま、そして何度も言ってますがお客様。

ありがとうございました。