こんにちは。
ゼマティス用ボード組み直し計画記事、パート2です。
以前の記事でご紹介した状態がこちら。
機能的にはこれでオッケーなんです。出したい音は出ますので。
しかし、配線が少々きたないんですねえ。
ダブついたパッチと、電源ケーブル。
パッチはちょうど良い長さを自作することで対処できますが、電源はどうしたものかと日々考えておりました。
ペダルトレインなんかだと、ボードの裏側に電源ケーブルを這わせて、すっきり配線できる仕組みになっていますが、僕のようなベタなボードだと段差がないため電源を這わせる空間がないので、ボード面をうねうねと這いつくばるケーブルが見えてしまうんですね。
とは言えここまでやったのだし、電源配線ルートもきれいに仕込んでやりたい。
しかしボードに段差はない。
ということで、考えつきました。
ペダルの底を「何か」で底上げして
↓
電源ケーブルを通す道を作ってやろう
イメージ図は、こんな感じ。
こうすることで、電源ケーブルがエフェクターの底面を横切ってくれるので、
こういう配線が、
こうなる、はず。
では、計画スタート。
まずは底面底上げの「何か」を、何にするのか決めなければいけません。
要件としては、
・電源ケーブルの直径ほどの厚みが必要(5ミリほど)
・軽い
・カットしやすい
・買いやすい
・安い
こんなところかと。
真っ先に思いついたのは木材。
厚みは十分でしょうし、そんなに高くないし、ホムセンで簡単に買えるし。
ベルクロを貼るのにも問題なさそう。
しかしちょうどよいサイズに加工するのに、いちいちノコギリを使うのが手間がかかるなあと思いまして、敬遠しました。
次。プラスチックの板。
これも要件を満たしているのですが、それでも加工がすこし大変そう。
カッターで何度も何度も切り込みを入れる作業が、なんだかいかにも大変そうに思えて、これもちょっと敬遠。
どーすっかなあ、と思っていたら、「スチロール板」なるものを発見。
厚み問題なし。重さ問題なし。価格も、まあ妥当。
なにより加工が簡単そう。
この底上げプランだと、ペダルひとつにつき、二つの底上げ板が必要になるので、それなりの数を切り出さなければなりません。
それを考えると、スチロールの加工のしやすさがとても魅力的に思えてきました。
決定。底上げ材は、スチロール板。
ブツが決まったら作業開始です。
早速ホムセンでスチロール板を買ってきました。
このサイズで700円ぐらいです。たぶん一生分あります。
大きすぎて扱いづらいので、スチロール板を半分にカットしてみました。
カッターで軽く切れ目を入れて、手でパキっと。期待通り、カンタンに、キレイに割れました。
いざ、ペダルのサイズにカットします。ここからはカッターでなくても、ハサミでも作業できます。らくちんだ。
カドを切り落としておきました。個人的な好みの問題です。
ペダルとスチロール板は、両面テープで貼り付けます。
ベタに貼ると、こんな感じ。
今回購入したスチロール板は、5ミリ厚です。
こんな感じで、ペダル中央に、横一文字の通路をあけてやります。ここを電源ケーブルが通ります。別ペダルの写真になってしまいましたが。
他のペダルの底面にも同様にスチロール板を貼り付けて、このように、ペダルの下を電源ケーブルを通します。
別アングルから。無理も無駄もなく、うまい具合に電源ケーブルが通ってくれています。
ある程度、電源ケーブルのルートにメドがついたので、ねじねじするやつでまとめておきます。これをしないとすぐにケーブルがバラけるので……
ということで、エフェクターペダル底面処理による電源ケーブルの配線、完成です。
順番として、まず電源ケーブルを配線して、その後パッチケーブルの配線、と進めるようにしましたので、写真ではパッチを全て外しています。
後日また、パッチ作り記事もアップします。
…ご清聴ありがとうございました。