こんにちは。



前記事でご紹介した、ゼマティス用のボード、こまかいお話しです。

ボードの全景はこちら。

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・退場したペダル
BOSS CH-1 と BEHRINGER DR400 が退場しました。

BOSS CH-1はテレキャスの時にSHODの後ろに入れていたのですが、ゼマティスでこのセッティングを試すと、音が不必要にブレる感じがしまして。
コーラスなしでもいいなと判断して、外しました。

BEHRINGER DR400は「気まぐれリバーブ」として最後尾に入れていたのですが、BOSS DD-5の入手によりペダル上のスペースがなくなりまして、代用品にBOSS FL-5でアンプのリバーブを切り替えることにして、こちらも外しました。

しかしこのふたつは、非常に重宝しましたねえ。ありがとう、CH-1とDR400。



・「どこでもマーシャル」の登場

ゼマティスの購入については以前の記事で触れているのですが、今まで使っていたテレキャスと比べると、ミドルが豊かに出ていて、かつブライトな音色だと思いました。
従来のボードとエフェクター全部持ってスタジオに入り、いろいろ試してみたのですが、マーシャルで歪ませた時の音が、とても良い印象でした。ジャズコ派の僕も一瞬「アンプ、マーシャルにするかな」と気持ちが揺らいだほど。

最終的に使用アンプをジャズコに決めたのですが、マーシャル的な歪みが欲しい曲がありましたので、ペダルで対応しようというわけです。

そうと決めたらペダル選び。
今回「どこでもマーシャル」としてチョイスしたのが、BEHRINGER GDI21。

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アンプモデルを選ぶ「AMP」と、歪みの強さを選ぶ「MOD」の、ふたつを組み合わせて音色の基本を作ります。

まずアンプは「BRIT」で使ってみました。モードはもっとも歪みの少ない「CLN」で。「BRIT」はマーシャルのモデリングです。マーシャル欲しかったんだからそりゃあBRITでしょう。自然なチョイスでしょう。

ですが、「BRIT-CLN」の組み合わせでも歪むこと歪むこと。
DRIVEを絞り切ってから「指先でちょっとだけつっつく」と、自分の欲しい感じの歪みになるという調整幅の狭さでした。

こりゃ困った。考え方変更。

僕が欲しいのは、真空管アンプの「ぷちぷち感」でしたので、それが出ればモードの名称はなんでもいいんです。
ですのでアンプを「TWED」、モードを「HOT」に変更してみました。「TWED」は、ツインリバーブのモデリングです。

すると、DRIVEの調整幅が確保できていい塩梅になりました。これに決定。

概念としては、

クリーンなマーシャル → 歪み多すぎ
よく歪むツインリバーブ → ちょうどいい

という感じかと思います。

結果的にマーシャルのモデリングを使っていないのですが、口にした時の語呂がいいので、これからも「どこでもマーシャル」という名前で呼び続けると思います。



・スイッチャーまわり

プログラマブルスイッチャー JOYO PXL-8を使おうと思っていたのですが、僕が使うにはちょっとした難点がありました。
それはスイッチ幅の狭さと、スイッチの数。
このふたつの理由で、ライブで踏み間違えずに使える自信がありませんでした。
JOYO PXL-8、機能的にはなんの文句もないです。ただ、自分の用途と合わなかったかと。

時を同じくして、友人がスイッチャー売りたいということでしたので、すぐ飛びつきました。
モノはこちら。Providence RX-L1。

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3ループのループセレクターです。
今まで使っていた4ループのスイッチャーよりも、1ループ減っています。

4ループスイッチャーを使ってみて「両端はともかく、真ん中のふたつがちょっと危険ゾーン」という印象でした。
左右端はすんなり踏めるのですが、ギター弾いてバタバタしている時に中央にスイッチがふたつ並んでいると「えーっと、こっち!」という一瞬の判断が必要で……

3ループセレクターだと「右!左!まんなか!」という感じで、ややこしくないかなと思った次第です。



・BOSS CS-3の投入

今までコンプはMooer Blue Compを使っていましたが、このたびBOSS CS-3を購入しました。中古で安かったんです。

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Blue Compと比べて大きくて重たいんですが、このコンプの最大のメリットは「インプットジャックとエフェクターボードが干渉しない」というところだったりします。

Blue Compはインプットジャックの位置が低く、そのままシールドをさすとエフェクターボードと干渉するんです。
ですので安全にシールドをさすためにボード上のスペースを確保しないといけなくて、せっかくの省スペースの利点を活かしきれないでいました。

BOSSのエフェクターはインプットジャックの位置が上手くできていて、すんなりシールドをさすことができますので、ボードの端っこにくっつけて配置できます。

Blue Compも、底上げすればよかったんですが、まあ他の問題もありまして。



・BOSS DD-5の投入

BEHRINGER VD400の故障のため、代わりのディレイが必要になり、これまたタイミングよく友人から譲っていただきました。

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最大のウリは「HOLD」モード!
最長2秒のルーパーみたいなものだと思っていただければと。詳しくはググっていただければと思いますが、これが楽しい!
猛特訓中です。



・BOSS FL-5の投入

ジャズコ内蔵リバーブのON/OFF切替用に購入。

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JC-120内蔵リバーブって、最大にしてもけっこう控えめな効き目なんですね。
最大にしたことなかったので、ついぞ知りませんでした。



・BEHRINGER VD400の復活
何気なく故障したVD400を試してみたら、なんと動きました。
電源の接触部分に問題があったようです。
とは言え、動くのなら使います。リードのループにセットしました。

VD400は、ドライとウェットを別出力できるので、ドライ音をスイッチャーに戻し、ウェットはアンプへ入力しています。
JC-120のCh2にメインの信号を入力しているので、Ch1にウェットを入れています。アンプ側でウェット音のEQと、音量調整をしています。

こうすることで、スイッチャーを切り替えてもディレイ音だけはアンプで少しだけ鳴りつづける、と。
実際にバンドで音を出してしまうと、弾いてる本人でもわからないほどの効果なんですが、まあ、気分です。



・パワーサプライの変更

パワーサプライを、Providence Provolt9 に変更しました。

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前述のスイッチャーと一緒に購入しました。
スイッチャーとお揃いですね。気分がいいです。





…ご清聴ありがとうございました。