こんにちは。



来月のライブを控え、リハを重ねながら使用機材を試行錯誤していたのですが、諸事情でスイッチャ―をデビューさせることにしました。
で、スイッチャ―を入れるとなると、今までみたいなまな板ボードでは心許ないため、ボードを組むことにしました。


「ボードを組む」と言うとおおげさに聞こえますが、非常に小規模なものです。他に言いようがないのです。



ボードにエフェクターを固定する方法はいろいろありますが、今回は定番のマジックテープ固定としました。

マジックテープ、ベルクロとも言いますねぇ。
マジックテープって登録商標か何かなんですね。「タッパー」的な。



マジックテープを買いにホームセンターへ行きました。買ったものは……



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切り売りの、1メートル380円のマジックテープです。とりあえず1メートルだけ購入。
貼り付け用のテープ付なので、これ単体ですぐ使えます。
楽器用のマジックテープはとても高価ですので、まあ、これでいきます。



エフェクターボードに固定するために、エフェクター本体へ貼り付けるマジックテープは「オス」です。

マジックテープには、ふわふわの方と、ザリザリの方がありますが、ザリザリの方が「オス」です。
100均で売っているマジックテープはオスメスセットのものがほとんどだと思われますが、これだとメスが不要になりますので、捨ててしまわざるを得ないんです。もったいない……

みなさん、ホームセンターでマジックテープを買う際には「オス」ですよ、「オス」。



で、マジックテープ固定の際によく言われる問題が「ゴム足問題」。
エフェクターの底部に滑り止め用のゴム足をくっつけているものがけっこうあり、単にマジックテープをエフェクター底面に貼り付けるだけでは、

マジックテープの厚み<ゴム足の厚み

となるので、ボードまでマジックテープが届かず、固定できないんですね。

これもまあネットをググれば、けっこうな回避策があり、専用のグッズも売られています。
専用グッズとくれば、例にもれず、けっこうな値段がします。

このゴム足問題を、どう回避してくれようかと部屋の中を見渡したところ……

楽○ブックスの段ボールがあったので、これを使うことにしました。

1. 段ボールを適当なカタチにカット
2. ダンボールをエフェクター底面に両面テープで貼り付ける
3. ダンボールにマジックテープを貼りつける


という手順です。



以下、例によって写真付きで……



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これが「ゴム足」です。
見てのとおり厚みがありますので、このままエフェクター底面にマジックテープを貼り付けても、ボードに密着しそうにありません。
ほんの少しの隙間なんですが、狂おしいほどに分厚いものです。



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ダンボールをカットし、両面テープでエフェクター底面に貼り付けます。
どうせ見えないところなので、雑にカットしています。



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ダンボールを貼り付けた状態を横からみたところです。
ダンボールの厚みのおかげで、だいたい表面が揃いました。この状態なら、マジックテープを貼り付けるとボードと密着してくれるでしょう。

僕はアコギにピックアップを貼り付けるための両面テープを使いました。
この両面テープはある程度厚みがあったのも幸いしているかもしれません。
ダンボール1枚で必要な厚みが稼げなければ、ダンボール2枚にすればよいかと思います。タダみたいなもんですし。



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ダンボールにマジックテープを貼り付けたところです。
だいたいでいいかと思います。



ここまでくればあと一息。



エフェクターをボードに配置して固定して、配線して。
ちゃんと固定できているかを確認するため、念のために「ひっくり返して」みます……



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おおー!!!!
落ちない!!!!!
ちゃんと固定できてる!!!!!

歓喜の一瞬です。



できあがったボードがこちら。

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とりあえず耐久性テストを兼ねて、リハスタへ持ち込んでみました。
普通に持ち歩いて、普通に電車移動して。

結果、ベリンガーがボードからはがれました。
正確には「ボードから」ではなく、「ベリンガーからマジックテープが剥がれて」ました。
エフェクターとマジックテープの間に、両面テープを入れて補強することにします。
でも、他のエフェクターはちゃんと固定されていました。
マルチストンプなんかはけっこう重いのに、がっちりくっついてました。感動。



ボードに積んでる機材については、また稿を改めて。



ご清聴、ありがとうございました……